先日の白山・妙見山・天狗山での登山
天狗山では道が荒れ、いつの間にかルートを見失い、「もしかして、このまま遭難するんじゃないか」と本気で不安になりました
無事に帰ってくることができたものの、あの日の経験は思っていた以上に心に残っています
それでも——やっぱり山には登りたい
そこで今回は、歩いたことのある道も多く、登山者も比較的多い六甲山を選びました
スタートは芦屋川
ロックガーデンから風吹岩を通り、六甲山最高峰へ
そして魚屋道を歩いて有馬へ下山する、六甲山の王道ともいえるルートです
今日の目標は、山頂に立つことだけではありません
「迷わず、安全に、無事に帰ってくること」
当たり前のことだけれど、前回の登山で、その大切さを改めて思い知らされました
そして無事に有馬まで下山できたら、最後のお楽しみは有馬温泉♨️
少しだけ慎重になったわたしの、六甲山リスタート登山です
芦屋ロックガーデン

阪急蘆屋川駅からスタート
閑静な高級住宅街を抜けると「芦屋ロックガーデン」へ
六甲山系の高座の滝から風吹岩へ向かう一帯に広がる岩場です
「ロックガーデン」という名前のとおり、岩が連続する景色はちょっとしたアスレチックのよう
花崗岩が露出した独特の景観が特徴で、岩を手でつかみながら登る場所もあり、普通の登山道とはひと味違った山歩きを楽しめます


特に高座の滝から上の中央稜は六甲山の定番ルートで、風吹岩、雨ヶ峠方面へとつながり、六甲山最高峰を目指すことができます
「ロックガーデン」という名前から、
のんびり歩ける庭園のような場所を想像してしまいそうですが、実際はなかなかワイルド
高座の滝を過ぎると、目の前にはゴツゴツとした岩場が現れます
手を使って岩を登るところもあって、ちょっとしたアスレチック気分
「そうそう、これが楽しいんよ」と、
前回の登山で少し弱気になっていた気持ちも、いつの間にか山を楽しむ気持ちに変わっていました
ただし、定番コースだからといって油断は禁物
岩場は濡れていると滑りやすく、転倒にも注意が必要です
「安心できる山を選ぶこと」と「油断すること」は別
前回の経験を忘れず、今日はいつもより慎重に歩いていきます
風吹岩

ロックガーデンの岩場を抜け、さらに登っていくと風吹岩に到着
大きな岩が重なった風吹岩は、このルートではおなじみの休憩ポイントです
ここまで来ると、ちょっとひと安心
でも、今日の目的地はまだまだ先

ここから雨ヶ峠を経て、目指すは六甲山最高峰
そしてその先には……
有馬温泉が待っている♨️
「無事に下山して、温泉に入る!」
今日のわたしにとっては、山頂と同じくらい大切な目標です
さあ、六甲山最高峰を目指して、もうひと頑張り
雨ヶ峠
芦屋川・ロックガーデン方面から六甲山最高峰を目指すときに通る、
六甲山の代表的な登山ポイントです
風吹岩を過ぎて進み、ゴルフ場周辺を抜けた先にあります。標高はおよそ600m
ベンチや東屋があり、最高峰へ向かう前の休憩ポイントとして利用されます
わたしもここでお味噌汁やおにぎり、羊かん食べてエネルギー切れを防ぎます
みーこ登山では、お腹が空いてからではなく、空腹を感じる前に少しずつ行動食を補給!エネルギー切れは体力だけでなく集中力の低下にもつながるので、休憩のたびに意識して食べるようにしています
六甲山最高峰
雨ヶ峠から先は、いったん沢沿いへ進み、本庄橋跡を経て七曲りへ
七曲りに入ると「いよいよ最高峰への最後の登り」という感じが強くなってきます
名前のとおり何度も折り返しながら登っていく、最後の頑張りどころ


前日の雨で水量が多くなってます
3か所ほど渡渉するのですが、水に濡れた岩は滑るので
細心の注意で挑みます
七曲りを経て一軒茶屋へ
ここまで来たら六甲山最高峰はもうすぐ




到着!
「爽やかな秋晴れ」フレーズが似合うお天気です
山頂には、わたしと一組の親子 ( 父と息子 )
お二人は美味しそうにカップ麺を食べてました✨
いいなぁ~わたしも息子と登りたいなぁ
魚屋道
六甲山最高峰をあとにして、ここからは有馬温泉を目指して下山します
今回選んだのは魚屋道(ととやみち)
「魚屋」と書いて「ととや」と読む、なんともかわいらしい名前の道ですが、
実はとても歴史のある道です
その昔、神戸の海でとれた新鮮な魚を有馬温泉まで届けるため、
魚屋さんたちが魚を担いで六甲山を越えたことから「魚屋道」と呼ばれるようになったのだそう
今のような登山靴も便利な装備もない時代
しかも、魚を担いでこの山道を越えていたなんて……
「昔の人、すごすぎる!」
わたしの装備は、登山リュックだけ
それでも最高峰まで歩いてきた足には、下り坂がじわじわ効いてきます


魚屋道を歩いていると、途中で何度も目にするのがひょうたんの形をしたかわいい道標
山の中にちょこんと現れるひょうたんマークがなんとも愛らしくて、見つけるたびにちょっと嬉しくなります
歴史ある道というと少し堅いイメージがあるけど、こんなかわいい道標があるのも魚屋路の魅力
魚屋路をどんどん下っていくと、いよいよ有馬温泉が近づいてきました
そして登山道の終点に現れたのが、なんともインパクトのある名前の「虫地獄」
虫地獄って……名前が怖すぎる


虫地獄の名前の由来を調べてみると・・・
昔このあたりでは地中から炭酸ガスが噴き出していて、近づいた虫や鳥が死んでしまうことがあったのだそう
そのため「虫地獄」「鳥地獄」「炭酸地獄」と呼ばれるようになったといわれています
しかも、この炭酸ガスは有馬の炭酸泉とも関係しているとのこと
何気なく通り過ぎてしまいそうな登山口にも、こんな有馬ならではの歴史が隠れていました
ここまで来れば今日の山歩きもほぼ終了
無事に有馬へ下山できました!
銀の湯
今日、一番楽しみにしていた温泉へ♨


有馬温泉にある公共の外湯のひとつです
公式案内では、炭酸泉・ラジウム泉を利用しており、金泉とは違ったサラリとしたお湯が特徴
館内にはスチーム式サウナもあります
営業時間は9:00〜21:00(最終入館20:30)
入浴料は大人700円、平日は550円
今日の山歩きの最後に選んだのは「銀の湯」です
有馬温泉といえば茶褐色の金泉が有名ですが、銀の湯で楽しめるのは無色透明の「銀泉」
ロックガーデンから六甲山最高峰まで登り、魚屋路をひたすら下ってきた足を温泉へ。
あぁ〜、これは最高
先日の登山では道に迷い、「無事に帰れるだろうか」と不安になりました
だからこそ今日は、こうして無事に下山して温泉に浸かれることが、
いつも以上にありがたく感じます
山頂に立つことだけが登山じゃない
安全に歩いて、無事に帰ってくるところまでが登山
そんな当たり前のことを改めて感じた、今日の六甲山でした










