ブナの森と絶景を求めて 

日本で一番高い山は、富士山

それでは、兵庫県で一番高い山は?

氷ノ山 ( ひょうのせん ) です

富士山の標高は、3,776 m 氷ノ山は約1,510m

標高差は約2,260mあります

いずれ富士山へ登りたいと思ってるけど、今はまだいろんな面で準備不足

話は戻って・・・

兵庫県民たるもの 兵庫県最高峰へ登らなあかんやろ!

登山を始めた頃からうっすら頭の中にそんな思いが芽生えていました

今日は、念願叶って氷ノ山の山頂をいただいてきました

この記事では、秋の気配が感じらる氷ノ山について紹介します♪

目次

氷ノ山 ( ひょうのせん ) って?

兵庫県養父市と鳥取県若桜町の県境に位置する、標高1,509.6mの山です

兵庫県では最高峰であり、中国山地でも大山に次ぐ高峰として知られています

項目内容
山の名前氷ノ山(ひょうのせん)
別名須賀ノ山(すがのせん)
標高1,509.6m
所在地兵庫県養父市・鳥取県若桜町
山域中国山地
選定日本二百名山、花の百名山
特徴ブナの自然林、湿原、高山性植物、山頂からの展望

兵庫県側の「氷ノ山後山那岐山国定公園」に含まれ、豊かな自然環境が守られています

みーこ

山頂には特徴的な三角屋根の避難小屋があって、氷ノ山を象徴する風景となっています

名前の由来

氷ノ山には、こんな伝説が残っています

昔、天照大神(あまてらすおおみかみ)が伊勢へ向かう途中、朝日に輝く美しい樹氷を見て「ヒエの山」と呼んだことが、氷ノ山という名前の由来になったと伝えられています

これは若桜町観光協会でも紹介されている伝承です

また、かつて兵庫県側では「ひょうのやま」「ひょうやま」と呼ばれていたそうです

現在の「ひょうのせん」という呼び方は、鳥取県側で古くから使われていました

自然がすごい!

西日本でも貴重なブナの自然林

標高800m以上にはブナの自然林が残り、四季折々の風景を楽しめます

秋は黄色やオレンジ色に染まるブナ林が魅力

山頂近くにある古生沼(こせぬま)

山頂付近には、北方系の湿地植物が生育する貴重な湿原があります

氷ノ山が自然環境の面でも特別な山であることを物語っています

登山道を歩いていると、足元に小さな緑の世界を発見

スギゴケの仲間でしょうか

まるで小さな星を敷き詰めたような美しさに、思わず足を止めてしまいました

木の根が織りなす、自然の登山道

氷ノ山の登山道で印象的だったのが、地面いっぱいに張り巡らされた木の根

まるで自然がつくった階段のよう!

長い年月をかけて木々が根を張り、雨や風によって土が削られ、こんな不思議な道ができあがったのでしょうか

木漏れ日が差し込む森の中、足元に気をつけながら一歩ずつ登っていきます

美しい布滝 ( ぬのたき )

下山途中、緑豊かな森の中に現れたのは「布滝」

落差約65mの滝で、岩肌を流れ落ちる水が、まるで白い布を垂らしたように見えることから、その名がついたそうです

周囲の深い緑とのコントラストがとても美しく、思わず足を止めて見入ってしまいました

山頂からの雄大な景色も素晴らしかったけれど、下山途中にこんな美しい滝に出会えるなんて!

「いつか登りたい」が「登ってきた!」に変わる瞬間

写真で何度も見てた、氷ノ山山頂の三角屋根の避難小屋

いつかこの景色を自分の目で見てみたい

そう思っていた場所に、ついにたどり着きました!

写真で見るのと、自分の足で登って実際に見るのとでは、感動がまったく違います

またひとつ、忘れられない山の思い出が増えました

いつもより、空に近い場所

標高1,509.6mの氷ノ山山頂

普段は遠くに感じる雲が、ここではすぐ近くにあるように感じられます

まるで空に手が届きそう!

しばらく時間を忘れて、目の前に広がる大自然を眺めていました

氷ノ山の紅葉

例年10月中旬から下旬にかけて見頃を迎えます

山肌に広がる、秋の気配

青く澄んだ空と、遠くまで連なる山々

ふと目を向けると、山肌には赤や黄色に色づき始めた木々がちらほら

まだ緑が多いものの、少しずつ秋が深まっていることを感じます

紅葉真っ盛りの山も美しいけれど、緑と秋色が混ざり合うこの時期ならではの景色も、また素敵です

清らかな沢の流れに癒やされて

下山途中、緑に包まれた森の中で出会った美しい沢

透き通った水が岩の間を流れ、静かな森に心地よい水音が響きます

沢に架かる素朴な木橋も、何とも風情があります

氷ノ山は、登っているときも、下山しているときも、次々と素敵な景色に出会える山でした

おまけ~人生に遠回りはない~

今朝は、3時起床 4時出発

高速道路を使わず下道を走ること2時間半

福定親水公園の駐車場に到着したのは6時半

養父市の公表では20台の駐車スペースですが、わたしが最後の1台でした

みなさん朝早!!!

みーこ

満車の場合は、氷ノ山国際スキー場の駐車場を利用するよう案内がありました

駐車場でトレランの男性二人組に会いました

トレランとは「トレイルランニング」の略で、山道や森林、自然の中の未舗装路などを走るアウトドアスポーツです

わたしが登山口の方向へ歩き出してからほどなくして、お二人は颯爽とわたしを追い越していきました

氷ノ山を走って登るんだ~すごいなぁ・・・

短パンから見える足の筋肉が素晴らしく「筋肉美」という言葉がぴったり!

それから3時間後

もう少しで山頂へ到着するタイミングでお二人がわたしの後ろに居ます

「???」

序盤で追い越して行ったはずなのに なんで?

どうしても理由が知りたくて、山頂で声をかけました

お二人は、登山口を通り越して別ルートで山頂に辿り着いたそうで

おかげで13キロも遠回りをしたとのことでした

「僕の人生遠回りばかり・・・」皮肉っぽくおっしゃってましたが

”人生に遠回りなんてないと思いますよ”って返しました

山道には、目的地までの近道もあれば遠回りもある

でも、人生はどうだろう

思いどおりに進まなかったことも、立ち止まった時間も、道を間違えたと思った経験も

振り返ってみれば、そのすべてが今の自分につながっているのではないでしょうか

山頂でのほんの短い会話

けれど、なぜか心に残る出来事となりました

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